10月26日付の沖縄タイムスに糸満市の市民活動の話題を発見しました。
10月21日に
西崎ニュータウンで行われた地震・津波訓練の記事です。
訓練の様子は糸満市のHPでも紹介されています⇒
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糸満市市民活動支援センターも自主防災会の副会長である
古我知進さんにお声かけ頂き、この訓練に参加させていただきました。
前年度に開催された
市民活動パネル展に出展してくださった「西崎ニュータウ自治会自主防災会」のみなさん。
副会長の古我知さんがパネル展の会場で来場者に自主防災会の取り組みを熱心に説明してくださる姿が印象的でした。
市役所をはじめ警察や消防、NPOの協力のもと緊急車両も出動しての訓練、他にも県・北谷町・南城市・豊見城市与根自治会の方など各方面の方のオブザーブ参加も多数みられ、関心の高さがうかがえました。
まずは、事前の打ち合わせ地図を元に確認します。
10時ちょうどに災害発生の訓練の放送を合図に、集会所を拠点として住民の皆さんが集合して避難開始。
自治会の旗を先頭に小さな子供たちはリヤカーに乗せ、次に車いすの方々や高齢者と続きます。
県営潮平高層住宅の空き地まで避難をします。
今回は、糸満市市民提案型まちづくり事業補助金交付団体の
要約筆記サークルいちまんかたつむりの会の皆さんもボランティアとして参加。
(
10/5自主防災会会議の様子)
「要約筆記」とは中途失聴者や難聴の方々に向けた情報保障手段です。
今回初めて実際に要約筆記を拝見しましたが、聴覚障がい者のみならず、口頭だけでは聞き逃すこともある指示を列の後方の方に伝えるのにもとても有効で確実な手段だと思いました。
ホワイトボードやスケッチブックを使って書くことは、より多くの人に情報を伝達することのできる重要な方法なので、避難袋の中にスケッチブックや小さいサイズのホワイトボードとペンを入れておくと良いのでは!!と思いました。
約150名の参加者が県営潮平高層住宅の広場まで避難するのに要した時間は13分。
今回は、途中間に合わない場合や橋が壊れている場合の避難場所(3階以上の建物)の確認など、状況に応じた避難方法のアドバイスを受けながらの避難でした。
住民の方々もそれぞれに道をたどりながら確認し、気付きなどを得ながらの避難でした。
実際には、時間との勝負となるので、出来る限り急いで避難することが大切です。
公民館に戻ると何やらおいしそうな香りが、炊き出し隊の方たちが朝から準備をしてくださっていたカレーの香りが…
もうすぐ食べ頃のようです。
すみれ公園では、
NPO法人沖縄災害救助犬協会・自主防災会の合同訓練が始まります。
災害救助犬との訓練は県内でも初めての取り組みだそうで、被災地にも派遣された災害救助犬が倒壊家屋の不明者を捜索、自主防災会のメンバーが救助するというチームワークが大切な訓練内容となりました。
災害救助犬の訓練された正確な嗅覚による創作と、自主防災会のメンバーのきびきびとした救助作業に拍手が起こりました。
ここでも要約筆記が大活躍!!状況を含めて説明します。
対象者の年齢層も考慮して漢字・ひらがなを使い分けます。
訓練後には、市民生活課の玉城幸輝さんの総評、自主防災会会長の新垣喜順さんの挨拶と続きました。
新垣さんの
「今回で4回目の避難訓練は回を増すごとに進化しています。まだまだこれからも勉強し続けますよ!!」
という元気な挨拶に、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。
訓練後の交流会では、炊き出し班のおいしいカレーが振る舞われ、
セラピー犬との触れ合いも行われました。
子どもたちと犬たちとの競争も急きょ開催。
会場は笑いに包まれていました。
帰宅時には市役所提供の非常食のお土産もありました。
避難訓練と同時に交流会も開催することによって、地域のつながりもより深まっているように思えました。
防災と福祉といった異分野間の協力と地域のつながりの大切さを改めて感じさせるとても有意義なひと時でした。
このような機会にお声かけ頂きました西崎ニュータウン自治会自主防災会のみなさんありがとうございました。
@さき
本日は糸満市市民健康部市民生活課にお伺いしました。
入って右側壁のモニターには糸満市内の危険個所、防災行政無線室の様子です。
@うえはら